鹿毛 父:エピファネイア 母:ケイティーズハート
生年月日 | 2018年3月10日 |
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調教師 | 鹿戸雄一 (美浦) |
馬主 | キャロットファーム |
募集情報 | 1口:7万円/400口 |
生産者 | ノーザンファーム |
産地 | 安平町 |
主な勝鞍 | 21’有馬記念(G1) |
近親馬 | ヴァンガーズハート、リオハ |
父・エピファネイアは2013年の菊花賞、2014年のジャパンカップを制し、2015年に種牡馬入りした。種牡馬としては初年度産駒のデアリングタクトが史上初の無敗での牝馬3冠を達成しており、本馬は2世代目の産駒にあたる。
父父・シンボリクリスエスは2年連続で天皇賞(秋)、有馬記念優勝、年度代表馬。エフフォーリアはそれ以来19年ぶりの3歳馬による天皇賞(秋)、有馬記念の優勝をしている。騎手時代に調教したこともある鹿戸雄一も「背中が長くて、前躯(ぜんく)が発達しているところ。そのわりに3歳春まで腰の筋肉の盛り上がりがもうひとつだった点も似ている。でも、夏を過ぎて腰に筋肉がついてきたし、よりメリハリのある体つきになった。そういう成長ぶりも一緒。毛色は違うけど、雰囲気は凄く似ている」と認める。
父母・シーザリオは、現役時代優駿牝馬、アメリカンオークス招待ステークスを優勝。繁殖牝馬として、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアを産んでいる。2021年2月に死去。キャロットクラブの秋田博章代表は、エフフォーリアの皐月賞優勝インタビューで、「天国から後押ししてくれたかも」と思いをはせた。またノーザンファーム代表吉田勝己は2021年のインタビューで、今までで一番思い入れがある馬に選んでいる。
母・ケイティーズハートは2009年4月25日、ノーザンファームで生まれ、キャロットクラブで「募集総額1800万円(1口出資額45000円)で募集された。馬名は牝系から受け継いだ偉大な心を持って一族の中心的存在になってほしいとの思いを込めて「ケイティーズ一族の心」の意で命名された。現役時代は、中距離ダートで3勝。宮本博調教師は「厩舎の200勝を決めてくれた馬でね。脚元や体質などを牧場サイドと相談して、ダートに絞って使っていた。真面目で一生懸命走る馬だった」と振り返る。引退後は繁殖牝馬となり、初仔は父ルーラーシップ産駒のリオハが9戦0勝。2番仔は不受胎。エフフォーリアは3番仔にあたる。
母父・ハーツクライは有馬記念、ドバイシーマクラシックを優勝。母の父としてエフフォーリアがGI初制覇となった。
母母・ケイティーズファースト(父クリス、母ケイティーズ)は、半妹にヒシアマゾンやヒシピナクルがおり、繁殖牝馬としては第5仔のマイケイティーズが2007年の年度代表馬アドマイヤムーンを産んでいる。クリスは母父として2冠馬ネオユニヴァースを輩出した。
エフフォーリアはエピファネイア×ハーツクライ牝馬という配合。エピファネイアはサンデーサイレンスが3代目まで後退しているので、サンデーサイレンスの孫世代の繁殖牝馬を配合すると、「奇跡の血量」といわれるサンデーサイレンス4×3のクロスが発生している。
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