有馬記念の傾向と予想のポイント

有馬記念の傾向と予想のポイント

競馬場:中山競馬場
距離:2500m(芝)
コース:右回り
年齢性別:3歳上
時期:12月末
国際 指定

 

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有馬記念とは

 

有馬記念は日本を代表するG1レースであり、世界初のファン投票によるグランプリレースです。
多くの競走馬が目標とするレースであり、多くの引退する競走馬が最後のレースに選択してきました。
そして、多くの波乱と多くの感動を競馬ファンにもたらしてきました。
3歳の若い有力馬と人気、実力、実績十分の古馬、2500mという特殊な距離と中山競馬場の坂道が時に王者を苦しめ、時に波乱を呼び、そして多くの引退する競走馬を見送ってきたレースです。
波乱含みだからこそ高配当となる事も多く、競馬ファンを引きつけてやまない有馬記念を分析してみましょう。

 

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有馬記念の傾向と予想のポイント

 

有馬記念の傾向として、波乱の多いレースでありながら、決して堅い決着になりにくいレースでもないという事が挙げられます。
有馬記念は購入される馬券の金額も大きい為、的中した時の配当は大きくなる傾向にありますが、それでも馬連の3桁配当がそれなりに出ているという点で、荒れる時は荒れ、荒れない時は荒れないレースと言えるわけです。
だからこそ攻略が難しく、どういうレースになるのか、力関係の見極めが重要になってくるわけです。
人気では1番人気が高い連対率を出していますが、逆に2番人気、3番人気が不振な傾向にあります。
4番人気は近年馬券圏内に入る事も多く、1番人気が飛んでの高配当というよりはヒモが狂っての高配当というのが近年多くなっています。
1番人気が1着でも3連単で98万馬券になった例がある様に、ヒモ荒れでも高配当になるケースは多くなります。
低配当の時は単勝オッズが1倍台の1番人気がいるパターンが多いので、荒れるかどうかの一つの目安として注目したいポイントの一つです。

 

有馬記念出走馬の主要なステップですが、ジャパンカップ、秋の天皇賞、エリザベス女王杯、菊花賞が主要ステップとなっています。

 

連対馬の多いのがジャパンカップ組ですが、ジャパンカップでの勝ち馬は有馬記念では凡走する事が多く、ジャパンカップで余力を残せなかった競走馬は勝ち負けでは厳しい結果となっています。
ジャパンカップで掲示板にも入れなかった競走馬の成績は連対率は決して良くはないので、ジャパンカップから勝ち馬の予想で見ていくのであればジャパンカップで5着までに入る実力とレース後の余力を見るという点がポイントとなります。
ただし、有馬記念の2着馬、3着馬に目を向けた場合には着外からの巻き返しも十分にあるので3連系の人は注意です。

 

秋の天皇賞から直行での参戦も多くの連対馬が出ていますが、こちらは余力という意味ではジャパンカップを使わなかった分、余力が残っていると考えられます。
ただ、ジャパンカップを使わなかった理由がそういうローテーションなのか、体調不良等で回避したのか、そしてその分、仕上げはどうなのかが重要になってきます。
マツリダゴッホが秋の天皇賞15着から巻き返した例がありますが、直行組では近年はそれ程巻き返しは多くなく、マツリダゴッホが中山競馬場巧者であったという部分が大きいと思います。
また、秋の天皇賞からジャパンカップを使って有馬記念という秋古馬3冠の路線の場合も、秋の天皇賞での着順が悪く、そこから巻き返した競走馬も少ないので、秋の天皇賞の着順は、悪くても一桁着順は確保しているというのが一つのラインになりそうです。

 

エリザベス女王杯からも連対馬が出ていますが、牡馬と戦える実力があるのであればジャパンカップを経由するローテーションになる事も考えられる為、牡馬混合でも結果を出せている競走馬、もしくはG1のタイトルを2つか3つ穫れている様な実力馬ならというのがポイントで、逆にそうでなければ単純に力負けする事が多くなっています。
近年ではダイワスカーレットとブエナビスタが連対していますが、これは3歳時に記録したもので、3歳での斤量減、牝馬での斤量減で併せて4kgも負担重量が軽かった点は見逃せないポイントです。
3歳牝馬で実力が頭一つ抜けている様な競走馬がエリザベス女王杯から出走してきた場合は注意という感じになるでしょうか。

 

菊花賞からの参戦は古馬との対戦に対して未知数な部分が多い為、難しい判断になる事も多々あります。
菊花賞馬は有馬記念で好走するケースも多いですが、勝った競走馬はその後歴史的名馬になっている事も多く、菊花賞を勝ち切るスタミナを持ち、更に斤量の恩恵がある点から軽視は出来ない存在と言えるでしょう。

 

その他のステップですが、過去には金鯱賞が有力でしたが開催時期の変更により、現在は国内ならばアルゼンチン共和国杯が有力、そして海外遠征からの参戦となります。
逆にステイヤーズステークスからの参戦は結果が出ておらず、やはり3600mという長距離を走ったダメージが残っているという点が考えられ、割り引きで考えていく方が無難です。
思い切って馬券対象から外してしまうというのもアリでしょう。。
海外遠征組は実力上位な時もありますし、年々海外遠征も増えてきている分輸送技術も向上しているので、状態が良さそうであれば注意したいところです。
実績としてはやはり重賞のタイトルは最低限であり、2400mの長距離での実績がある事、中山競馬場での出走があれば連対等の好走歴、出走数がそれなりにあるのであれば連対率が50%以上は欲しいところです。

 

年齢では3歳と4歳が好結果で、それほど差がなく5歳という傾向にあります。
3歳には2kgの斤量差があるので有利に働く事も少なくはなく、これは牝馬にも言える事なので単純に力関係だけでなく年齢や性別での斤量差も十分考慮しましょう。
6歳以降になると割り引きと考えても良いですが、前年で有馬記念を好走している6歳馬等は逆に注意しておきたいポイントになります。

 

枠では中山2500mは外枠が不利と言われている様に、有馬記念でも死に目と言われています。
フルゲートであれば大外枠は消しても良いと言われる程なので、どんなに実力馬でも割り引きは必要になるでしょう。
種牡馬ではステイゴールド産駒が強さを見せていましたが、現在はステイゴールドが死去している為、残されたステイゴールド産駒と、今後はステイゴールド産駒の後継種牡馬に注目が集まっていくでしょう。
ディープインパクト産駒は過去には有馬記念では思ったより低調でしたが、近年結果を出してきていますしキングカメハメハ産駒も同様に近年結果が出てきています。

 

決着では差し切りが多く、逃げが決まりにくく追い込みも届きにくい傾向と言えます。
前で競馬をして好走するパターンは実績と実力が頭一つ抜けている競走馬であるという事が言え、前走がG1で連対していた等、実力と状態の良さが条件になっていればという傾向となっています。

 

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有馬記念のおすすめ予想

 

有馬記念の予想では、荒れるのかどうかをある程度見て、その上で予想を組み立てていきたいところです。
まずは1番人気の単勝オッズが1倍台であれば傾向から荒れない可能性は高く、上位人気のオッズが混戦模様であれば荒れる可能性を秘めている傾向だと予想できます。
荒れる予想になった場合は、ヒモ荒れの多いレースなので軸を決めて、ある程度はヒモを広げるパターンが良いのではないでしょうか。
軸の決め方ですが、まずは近走の有力ステップであるジャパンカップ、秋の天皇賞からの参戦からピックアップしていきます。
ジャパンカップの勝ち馬は負ける事も比較的多いので、ジャパンカップからは掲示板までに入った馬で、ジャパンカップで上位人気に支持された馬を見ていきます。
秋の天皇賞組からも同様に着順と秋の天皇賞で上位人気に支持された馬を見ていきます。
そこに海外遠征組がいれば実績上位であれば加えていきます。
中山競馬場の2500mの特徴として、中山競馬場の急な坂道を2度走らなければならず、その特徴がレースに大きく影響を与えるので、中山競馬場でのレース実績を見て、好走歴、好走率の良し悪しをチェックしていきます。数を走っていれば好走率は50%は欲しいところです。
そして大外枠の競走馬は最悪馬券対象から外すという手段もありという現状なので、どんなに有力馬でも割り引きは必要だと思います。

 

他のレースからの参戦では斤量で有利になる条件の3歳と牝馬という点から菊花賞組と3歳牝馬にも注目していきます。
近年は距離の長い菊花賞や3歳での凱旋門賞挑戦等も視野に入れたローテーションも増えてきており未知数な要素も増えてきています。
3歳では中山競馬場の適正等の情報も少なく予想は難しいですが、現状で重賞での確かな実績のない競走馬が勝つのは難しいレースなので、実績があれば狙いたいところです。
6歳馬以降も割り引きで良い傾向にありますが、割り引く対象外となるのが前年も好走した競走馬で、ダイワメジャーやエアシャディといった3着までに入った6歳の競走馬は前年も好走していたので、単純に中山競馬場2500mに適正があると言える競走馬は割り引かずに判断しても良いと思います。

 

そして、その中から軸、相手、連下と決めていきます。
有力馬の絞り込み、軸の決定は基本的にはこの流れとなります。

 

実力馬が集うレースなので有力馬から軸を絞り込むのは難しいレースですが、1番人気の連対率は高いのでその辺りもしっかり加味して軸を決めていきます。
相手選びでもやはり同様な手法で相手を選んでいきますが、大穴を狙っていくのであれば前走で負けている競走馬に絞る事になるでしょう。
ただし、G1の実績、中距離の実績と夏場の休養の最低ラインは最低限押さえておきましょう。
その上で中山競馬場での好走実績のある競走馬に絞り込むという手法です。
年齢でも3歳~5歳までで絞りたいところですが、6歳馬でも前年好走しているのであれば穴馬としても狙っていきます。

 

無理に高配当を狙わずとも高配当になりやすいのが有馬記念なので、可能性を秘めた競走馬をいかに見つけられるかというのが、予想が的中するか否かの分かれ道になります。
有馬記念だけはどうしても当てたいという「特別な存在」である有馬記念、そして、ファン投票で投票した競走馬とは別の馬券を買うのも有馬記念だったりするものです。
一年を締めくくる大一番なのは競馬関係者だけではありません。
競馬ファンとしても、この大一番を当てて締めくくりたいものです。

 

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2017年の検証結果からの有馬記念

 

1着 キタサンブラック 武豊 1番人気
2着 クイーンズリング C.ルメール 8番人気
3着 シュヴァルグラン H.ボウマン 3番人気

 

2017年の有馬記念はキタサンブラックという単勝人気1倍台の存在があり、荒れない傾向に向くと予想されるレースとなりましたが、結果としても8番人気のクイーンズリングが2着に入ったにしては配当もそれほど上がらなかったと言えるレースになりました。
軸はキタサンブラックしかないというレースであり、3着のシュヴァルグランも相手までには入る実績がありましたが、2着のクイーンズリングはジョッキーがルメールであり、牝馬だという点はプラスでしたが、近走がパっとしていない中でのレースだった点で相手として選ぶには難しい要素もありました。
ただ、中山は新馬戦と500万以下で走っており、その2走とも1着なので適正として買いの要素はあり、近走だけではなく、中山でのコース実績が重要だという事も分かる一例になったと言えるのではないでしょうか。

 

2017年のレース結果を加味しての有馬記念の予想ですが、2018年はキタサンブラックが引退し、絶対王者のいない有馬記念という事になり、それでも単勝1倍台の競走馬が現れるのかどうかが一つのカギになりますが、ここ2年に比べれば荒れやすい傾向に傾くのではないかと予想されます。
しっかりと中山実績も含めて見極めて、しっかりと有馬記念を的中させたいところです。